やさしい供養のつもりが、後悔に変わることも
「自然に還る供養」として人気が高まる樹木葬。
しかし近年、「思っていたのと違う」「もっと確認しておけばよかった」といった声も少なくありません。
この記事では、樹木葬で起こりやすい6つのトラブル事例をもとに、事前にチェックすべきポイントと対策法を解説します。
大切な選択だからこそ、後悔のない準備をしましょう。
トラブル①:「永代供養付き」だと思ったら別料金だった
よくあるケース
契約時に「永代供養込み」と説明されたが、実際は管理費や法要費が別に発生。
対策法
- 契約書に「永代供養料が含まれているか」を明記してもらう
- 「追加費用は将来一切かからないか?」と必ず確認
トラブル②:個別埋葬の期間が短すぎた
よくあるケース
5年ほどで合祀されてしまい、家族が驚いた。
対策法
- 「個別安置期間」は施設によって大きく違う(例:5年〜13年)
- 合祀の時期・方法・以降の供養内容も事前に確認を
トラブル③:場所や環境が想像と違った
よくあるケース
パンフレットでは「自然豊か」だったのに、実際は人工的な公園墓地だった。
対策法
- 必ず現地見学をする
- 樹木の種類、土の状態、風景など五感で確認する
トラブル④:家族が場所を特定できず、お参りできない
よくあるケース
合祀された後に「どこに遺骨があるかわからない」と家族が戸惑う。
対策法
- 合祀後の埋葬先やお参り場所の有無を確認
- 名簿管理、記録の方法もチェック
トラブル⑤:契約者が亡くなった後、家族が手続きで困る
よくあるケース
契約はしていたが、家族に伝えておらず、納骨や書類手続きに混乱
対策法
- 生前契約後は、家族に契約内容を明確に伝える
- パンフレットや契約書を共有しておくことが安心材料に
トラブル⑥:希望していた儀式・宗教対応がされなかった
よくあるケース
「無宗教対応」と聞いていたが、実際は宗教儀式が必要だった
対策法
- 無宗教対応か、宗教色があるかを明確に確認
- 法要の有無、読経や祭壇の内容も事前に確認
まとめ:自然に還るやさしい供養だからこそ、“見える確認”が重要
樹木葬は、心温まる新しい供養のかたち。
ですが、「自然だから安心」「人気だから大丈夫」と油断せず、
事前に確認すべき点をきちんと押さえることで、後悔のない選択ができます。
ぜひ、これら6つのポイントを参考に、
ご自身・ご家族の価値観に合った、本当に納得できる樹木葬をお選びください。