迷っているあなたへ。違いより大切な「納得できる選び方」「樹木葬と永代供養、どちらにするべきか?」
この問いに明確な“正解”はありません。
しかし、後悔しないための“選び方の基準”は存在します。
この記事では、施設への資料請求・見学を検討している方に向けて、
どちらの供養が自分や家族にとって最も納得できる選択なのかを見極めるための7つの判断基準をご紹介します。
◆ 1. 「自然に還りたい」という想いがあるか?
- 自然志向であれば、樹木葬がぴったり。
- 森や木々に囲まれた中で静かに眠ることに魅力を感じる人に最適。
こんな方に:
- 墓石にこだわらない
- 環境に配慮した生き方を重視してきた
- 最期まで自分らしくいたい
◆ 2. 家族の「お参りしやすさ」はどうか?
- 永代供養は、アクセスの良い納骨堂・合同墓などが多く、都市型の方に◎
- 樹木葬は自然環境の良さと引き換えに、交通がやや不便なケースもある
見学時には「アクセス・立地」も必ず確認。
3. 宗教儀式や法要にこだわりたいか?
- 仏教の形式で供養してほしい場合は、**永代供養(寺院管理)**が安心
- 無宗教・自由形式を望むなら、宗教不問の樹木葬が向いている
4. 埋葬後の管理・供養はどうする?
- 「子どもに迷惑をかけたくない」という思いが強いなら、どちらもおすすめだが、
中でも永代供養は「管理が完全に任せられる」安心感が強い。 - 一方、樹木葬でも「永代供養付き」が増えており、同様の安心が得られる。
5. 自分で見学・契約できるか(生前契約)
- 樹木葬も永代供養も生前契約が可能
- 生前契約することで、「費用の透明化」「希望の場所確保」「家族との共有」が実現できる
契約前に、「費用総額・含まれる内容・契約形態(永代かどうか)」を必ず確認。
6. 合祀(ごうし)に対する考え方は?
- 永代供養では、最初から合祀されるスタイルが一般的
- 樹木葬では、一定期間個別に安置→その後合祀へ移行という形式が多い
「個人としての存在を大切にしたい」なら、個別安置期間の長い樹木葬がおすすめ
7. 費用と将来負担のバランスを確認
| 項目 | 樹木葬 | 永代供養 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約30〜80万円 | 合祀型:5〜30万/個別型:30〜100万 |
| 継続費用 | 年間管理費なしが多い | 年間費が発生する施設もあり |
| 家族の負担 | ほぼゼロ | ゼロ(契約内容次第) |
👉 金額の比較だけでなく、内容に対する“納得感”が大切
まとめ:選ぶべきは「納得できる供養のかたち」
「どちらが良いか」ではなく、
「自分と家族が心から納得できるかどうか」が、後悔しない選択の基準です。
まずは気になる施設に資料請求や見学予約をして、実際に目で見て、説明を受けることが第一歩です。