追加費用はありません』と聞いて安心していた私たち。でも、本当に知りたかったのはその先でした。
追加費用はありません。
その言葉に、私たちは安心していました。
でも後になって気づいたのです。
「お墓の費用」と「供養に関する費用」は、別の話だったということを。
これは、樹木葬をご検討される方から実際によく寄せられるご相談をもとに、個人や施設が特定されないよう再構成したストーリーです。
第4話 思っていたより費用がかかった理由
契約を終え、少し安心していたある日。
自宅で契約書を見返していると、妻が言いました。
「ねえ、この法要って何?」
私は契約書を読み返しました。
確かに、法要について書かれています。
見学の時には「追加費用はありません」と説明を受けていたので、私たちは「契約金額だけで終わる」と思い込んでいました。
でも、改めて話を整理すると、お墓の購入費用とは別に、
供養や法要についての説明があったことを思い出しました。
「そういえば、契約の日に話していたね。」
妻が静かに言いました。
私は答えます。
「でも、その時は頭がいっぱいで、ちゃんと理解できていなかった。」
お墓の費用。
供養に関する費用。
宗教行事に関する考え方。
それぞれ意味が違うことを、その時初めて理解しました。
もちろん、すべての寺院や霊園が同じではありません。
事前に分かりやすく説明してくれるところもあります。
ただ、私たちは
「追加費用はありません。」
という言葉だけを受け取り、
「契約後に必要となる可能性があること」まで確認していなかったのです。
妻はぽつりと言いました。
「聞いていれば納得できたかもしれないね。」
私はうなずきました。
「そうだね。
知らなかったことより、
確認しなかったことを後悔している。」
編集部より
樹木葬の費用は、施設によって考え方が異なります。
例えば、
- 埋葬費用にすべて含まれている場合
- 法要や供養は希望者のみの場合
- 宗教行事に関する費用が別途発生する場合
など、内容はさまざまです。
そのため、「追加費用はありません」という言葉だけで判断するのではなく、
「契約後に必要となる可能性がある費用も含めて教えてください。」
と質問しておくと安心です。
契約前に確認したいこと
契約書は当日持ち帰ることができますか?
- 購入費用以外に必要になる可能性のある費用はありますか?
- 法要は自由参加ですか?
- 宗教行事への参加は必須ですか?
- 戒名や読経を希望した場合の費用はどのくらいですか?
- 「今後発生する可能性のある費用」を一覧で教えていただけますか?
今回学んだこと
私たちは、「追加費用」という言葉だけを信じて安心していました。
でも、本当に大切だったのは、
「どんな場合に、どのような費用が発生する可能性があるのか」
まで確認することでした。
契約前に遠慮なく質問することは、自分たちが安心して供養を任せるための大切な時間です。
次回予告
「宗教不問」と書かれていたから安心していました。
でも、その言葉の意味を、私たちは勘違いしていたのです。
あなたなら
どうしますか?
「追加費用はありません。」
この説明を受けたら、あなたはどこまで質問しますか?
「将来、何か必要になることはありますか?」
その一言を聞くだけで、不安が安心に変わることもあります。